石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.4-088(2016年8月11日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.4-088(2016年8月11日発行)

参議院選挙を受けた臨時国会も終わり、永田町は静かになると思いきや、平成29年度の国家予算の概算要求に関する議論が始まります。
大枠の決め方は、まず予算全体を4つにわけ、それぞれについて枠組みを決めます。
1.年金・医療等:30.6兆円
2.地方交付税交付金:15.3兆円
3.義務的経費:12.4兆円
4.裁量的経費:14.8兆円
(金額は平成28年度予算ベース)

年金・医療については高齢化が進むにつれ増えていきますので、来年度はさらに0.64兆円増加となります。地方交付税交付金はそのまま。義務的経費は人件費等を意味しますが、こちらは減らすことは簡単ではないです。
最後の裁量的経費は、省庁が政策に伴い実施する事業などの予算で、ここが毎年の予算の特徴をもっとも表すところです。ただ、全体からすると少ない割合ですから予算全体の硬直化が進んでいる感じがします。

この裁量的経費はまず一律10%減らした額の範囲内で予算を要求します。そのうえで、「新しい日本のための優先課題推進枠」として、裁量的経費の30%相当まで新たな要求をすることができます。こうやって昔からやっている事業を見直し、新しい事業を追加して新陳代謝を促進します。
このような基本的な方針のもとで、各省庁が予算を要求し、8月下旬に概算要求がまとまります。秋には財務省で査定が行われ、年末の本予算案が策定されるという段取りで来年度予算案編成は進められます。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは、事務所の五反分です。
先週、岡山県の新庄村に一泊で出張してきました。山奥の山村に、住民が年をとっても暮らし続けることのできる介護や住宅の施策を考案することを目的に、専門家や大学教授が集まったのです。

村は人口900人ほどの小さな所でした。中心地に役場と診療所と福祉施設があって、各々を訪ねた後、その日泊まる民家にたどり着きました。いわゆる「民泊」です。夕暮れ時、住民が家々の前をほうきで掃いているのが印象的でした。古き良き日本が、そのまま保存されているようです。

夜、宿である民家のおばあさん(82歳)が、2階の部屋にお茶を持ってきてくれました。部屋は、大学院の助教の方と、院生と一緒です。その家のすぐ前にきれいな水の流れる水路があり、その流れの音が高く低く聞こえます。宿を借りた私たち3人に、おばあさんが昔語りをしてくれました。日が落ちるとしっかり気温が下がりますので、部屋にエアコンはありません。不要なのです。朝、6時ころ起きだして凛とした冷気の中散歩しました。通りには、家の前を掃く人たちの姿が。さっ、さっというほうきの音が耳に心地よく響くのでした。

すれちがう人が皆、「おはようございます」と挨拶してくれるのも嬉しく、村民が「この村に住み続けたい」と願う気持ちがわかる気がしました。

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