石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.4-090(2016年9月08日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.4-090(2016年9月08日発行)

今年度補正予算と来年度予算に「65歳超雇用推進助成金」の新設が進められています。
現在、60歳を超えても雇用確保をすることが進められていますが、さらに65歳以上になっても7割近くがなお働きたいと考えています。「ニッポン一億総活躍プラン」でも65歳以降の継続雇用延長等が盛り込まれ、これらを進めるための助成金です。

助成される金額等はこのようになっています。
・65歳への定年の引き上げ(100万円)
・66歳以上への定年引上げまたは定年の定めの廃止(120万円)
・希望者全員を対象とする66~69歳の継続雇用制度の導入(60万円)
・希望者全員を対象とする70歳以上の継続雇用制度の導入(80万円)

これらをみると、最終的には70歳までは働きさらに可能ならそれ以上でも、という将来の雇用の姿が見えてきます。また、年齢によって単純に昇給するというしくみは厳しくなると思われます。同一労働同一賃金についての検討を政府が始めていますが、将来は年齢ではなく仕事の内容によって給料が決まるしくみが広がるのでしょうか。

仕事と私生活のバランスについても以前より考えるようになってきました。IT化により仕事の仕方も変わってきました。

”定年まで働き続けあとは引退”のようなスタイルではなく、”一生かけてその時にできるだけの仕事をする”というスタイルに変わっていきそうです。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは、事務所の五反分です。
ちょうど一か月前のこのコラムで、岡山県新庄村のことを書きました。古き良き日本のたたずまいを残した村としてノスタルジーとともにご紹介いたしました。昨日、村長の小倉博俊さんが来館されたので、再び新庄村に思いを馳せたところ、新庄村は古き良きものだけではなく、新しい日本を象徴する取組みもしていることを思い出しましたのでご紹介したいと思います。

それは、村内の小学生を対象とした「CURIOスクール」です。CURIOスクールとは、特定の教科を教えるのではなく、生徒自らが課題を見つけ教師の援助の下、課題解決に取り組むという教育方法のことです。新庄村では、京都大学大学院の教授を招聘し毎週1回この塾を開講しています。場所は昔の蔵を改修した「咲蔵家」というフリースペースで、さらに授業料が「無料」ということも特筆しておかねばなりません。運営は、まちづくり新庄村という会社に任せています。地方創生の助成金を利用していますが、今後はふるさと納税も活用したいとのことでした。
私たち(介護福祉の専門家と五反分)が、「咲蔵家」を訪問した際も、10人ほどの子供たちが授業を受け活発に発言していました。

この「CURIOスクール」のもう一つの意味。それは、村の子供たちに自信を持たせることです。村には中学校までしかないので、高校からは近隣の市に通うことになります。その時、多くの子供たちは気おくれしてしまうのが常だったのだそうです。そこで村長は、京都大学の先生から最先端の授業を受けさせ、自主的に発言をさせるCURIOスクールを開講したのです。この話を聞いたとき、村の介護施設で掃除機がけをしていた体操着姿の中学生の顔が浮かびました。素直で純朴そうな男子生徒です。高校に行っても新庄村民としての誇りと自信を持って活躍してほしい、そんな願いがこの塾に込められています。

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