石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.4-093(2016年10月20日発行)

パリ協定締結に向けた審議が参議院で始まりました。

パリ協定とは、2015年にパリで行われた「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」で採択された条約のことです。清水嘉与子先生が環境庁長官時代に取り組んだ京都議定書に代わる、2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための国際枠組みです。京都議定書からバージョンアップし、すべての国が参加する合意となりました。

主な内容は、

・すべての国が削減目標を5年ごとに提出・更新。次のタイミングは2020年。
・5年ごとの目標提出の際は、原則として各国はそれまでの目標より高い目標を示す。
・先進国が資金の提供を継続するだけでなく、途上国も自主的に資金を提供。
・世界共通の長期目標として、産業革命前と比較して気温上昇を2度未満に抑えること(現在0.8度上昇)。特に気候変動に脆弱な国々への配慮から1.5度以内に抑えることの必要性も言及。

日本は、2030年に2013年比▲26%が目標となります。

発効の要件のためには、全体の排出量の合計の55%以上に相当する国が締結する事が必要です。一時は年明けになるといわれていました。しかし、アメリカや中国が早々と批准を終え発効手続きをしたため、それにつられヨーロッパも前倒しとなり、当初の見込みよりずいぶん早い11月4日にパリ協定が発効されることになりました。

日本も、この発効に間に合うように批准を急がねばなりません。
京都議定書をまとめ、サミットでも地球環境問題をリードしてきた日本ですから、発効直後にモロッコで行われるCOP22でも発言権を確保し大いに枠組み作りをリードしていきたいです。

私も、参議院議院運営委員会の理事として、パリ協定の審議がスムースに進むよう、力を尽くしていきます。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは、事務所の五反分です。
今年はオリンピックイヤーでした。リオのオリ・パラでは多くの選手たちが私たちに感動を与えてくれました。驚異的なパフォーマンスもさることながら、選手が乗り越えてきた苦難や犠牲にした時間の重さが私たちの心を揺さぶるのだと思います。

彼らが語るメッセージの中に、「夢を持ち続ける」という言葉があります。この言葉はメッセージソングの歌詞にもよく歌われ耳に馴染んだものですが、馴染み過ぎて逆に深く考えてみることがないような気がします。せっかくのオリンピックイヤーなのでこの言葉の意味を改めて考えてみました。

オリ・パラに出場するような選手たちは、「何となく競技を練習していたら次第に上手くなって、気付いたら世界の舞台に立っていた」などということはあり得ませんよね。どこかのタイミングで、「オリンピックに出て世界で活躍する」とか「パラリンピックでメダルを獲る」などと決意を固めた瞬間があったはずです。これこそ夢を持った瞬間です。言い換えれば「ゴールを定めた」、目標設定したということです。夢を持つことがゴールを定めることだとすれば、「夢を持ち続ける」とは以下のように言えるのではないでしょうか。「ゴールを定め、そこに至る道すじを逆にたどり、今何をすべきかを考え、着実にそれを実行する」。

考えてみればこれは、営業目標を達成するとか、家族旅行の計画をたてるとか私たちの身近なことと重ね合わせることができると思います。そもそも旅行の計画を立てるとき、どこに行くかを決めなければ計画の立てようがありません。一見複雑に見える迷路でも、ゴールから逆にたどると正解の道すじが見えてきます。オリ・パラ選手の言葉から、こんなことを考えてみました。

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