石田まさひろ政策研究会

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.5-108(2017年05月18発行)

このメルマガのお届けは医療関係者が多いと思いますが、今回は金融の話。
私は参議院の財政金融委員会に属していますが、ここで審議した、金融商品取引法の改正案が昨日可決しました。

今回の金融商品取引法の主な改正内容は、技術進歩への対応。
高速取引とかフィンテックとか最先端のコンピューター技術を使って行われている金融に対し、発展させることと制御することのバランスをとって進めるための法改正でした。

まず高速取引について。
すでに株などの取り引きが、コンピューターの自動ブログラムを使って0.0001秒より短い時間間隔で行われており、もう人間の感覚を超えてしまっています。
一部には、不正とは言わなくとも、不公平な取引が行われており、これを是正しようというのが今回のテーマです。無秩序だった高速取引行為を法令上定義し、それを行う者への登録制を導入し、不正があれば業務停止等ができるようにしました。

次にフィンテックですが、今、ITと金融が融合し、これまでにない新しい金融サービスが次々に生まれています。
その中でも特にブロックチェーンという技術は、金融界の構造を代えてしまう可能性を秘めています。例えば、外国への送金が格安になるとか、お金を払った瞬間に不動産の登記が自動的に完了するとか、仲間内だけで通じる通貨を発行できるとか、いろいろな応用が考えられます。
法改正では、新しい技術に金融機関が対応しやすいように、銀行などの業務範囲を広くし、チャレンジしやすい環境を作ります。

これらの問題、私は早くから注目していまして、昨年3月の委員会で質問し、問題提起をしてきました。

委員会議事録のPDFファイル、12ページから

今回の法改正で前向きな方向に進むことになったのは良かったと思っています。
しかし、実態が変わってこそ制度改正が意味を持ちます。今後の進展をしっかり見つめ、さらなる改善に取り組んでいきたいです。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

先日内閣府下の交差点で、警視庁が事故の目撃者に呼び掛ける立て看板を見ました。
「11月28日朝8:30 トラックとバイクの追突事故を目撃した方はご連絡ください」と情報提供を呼びかけるものです。今は5月ですから、もう半年もの間有力な目撃情報がないということなのでしょう。推察するに、バイクにトラックが追突してそのまま逃走したものと考えられます。

昨年11月28日を調べますと月曜日でした。月曜の朝8:30というと霞が関はラッシュの時間帯ですね。車の交通量も多く、それなりに人もいたと思います。
それでも目撃情報が上がってこないのですね。人の多さが人への関心を薄めてしまうのでしょうか。目の前の多忙さに気を取られて事故を横目に通り過ぎてしまうのでしょうか。
その日どんなことがあったのか本当のところはわかりませんが、考え込んでしまいました。

もしこの世に人間が100人しかいなかったとすると、そのうち1人が亡くなるなんてことはゆゆしき大ごとです。みんな顔見知りですから一人の死を悲しみ、事故は強烈な印象を残すでしょう。
ものの考え方に「量質転化」という言葉があります。量(人の数)が質(事故への関心)を変えてしまったとも取れる今回の事象ですが、量質転化は現代社会の様々な側面で起きています。

そのことの是非を問うことに意味はありません。これが現代に生きる私たちの実態であることに思いを致したできごとでした。

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