石田まさひろ政策研究会

 

震災後の熊本県看護協会の取り組み

熊本地震の影響で、阿蘇地域での看護職員の不足が慢性化しています。

これを解決しようと、熊本県は最短1か月から就労できる「くまもと復興応援ナース」の募集を始めました。
阿蘇地域の6病院で働く仕組みですが、住居の提供や乗用車の無償利用の他に、阿蘇の魅力を体感してもらおうと温泉や観光施設の無料券も用意。
さらに、しばらく医療現場から離れていたナースには採血や注射等の研修を無料で受講することもできます。気持ちよく働ける配慮満載です。

阿蘇では、地震で国道57号線が不通になっており、市内からの通勤は迂回ルートをとらなければならなくなりました。
それまでは片道1時間ほどだった道のりが、1.5~2時間もかかるようになりました。

ただでさえ仕事で疲弊している看護師。通勤の疲労も重なり更なる離職も起きてしまいました。

また、震災前は阿蘇地域から熊本市内に通院する患者も多くいました。
しかし、道路がふさがり不便になったために、阿蘇地域内の病院での医療ニーズが高まりました。
需要と供給のミスマッチが拡大しています。

国道の復旧はまだ数年かかります。病院の近くに住みながら通勤する看護職員の確保が必要です。

これまでも宿泊費の手当て等の策を講じてきましたが、限界があることが分かったため、今回さらなる支援を始めたのが上記の「くまもと復興応援ナース」です。

熊本県看護協会のナースセンターが事業を行っています。
すでに問い合わせがあるとか。
みなさんもどうぞご覧ください。

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