石田まさひろ政策研究会

 

日本の自殺者の実態

2017年版自殺対策白書が発表されました。

残念ながら日本は自殺が多い国です。世界レベルでみると6番目(2014年)に多い国です。

2016年の自殺者は21,897人。前年より8.9%減少しました。ピークは2003年の34,427人ですが、2010年代になって明確な減少傾向にあり、やっとピークの2/3程度になりました。

自殺の約7割が男性ですが、自殺未遂歴は女性のほうが男性の約2倍あります。
自殺は男女かわりなく深刻な課題だと思います。

職業別には、無職者が約6割。無職者の中で年金・雇用保険生活者が約半数を占めます。

原因・動機は半数が健康問題。つづいて経済・生活問題。ただこれらは減少傾向が続いています。

年齢別にみると深刻さがより明確になります。男性では、44歳以下の死因の1位が自殺。女性でも15-29歳が1位です。若者の死因の1位が自殺となっている先進国は日本のみで、この問題への対策は急務です。

社会の高齢化への対応はこの数十年進んできましたが、少子化や若者への対応こそ一番の政治課題にしなければばらないと考えています。

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