石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.6-129(2018年3月15日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.6-129(2018年3月15日発行)

先週の半ばから、財務省の決済文書の書き換え問題で、国会は正常でない状況が続いています。国会対策委員会副委員長の役割として、国会審議を進めるべく、執務中の大半の時間をその対策に使っています。

決済後の文書を書き換えるとは言語道断です。誰が何のために行いそれがどう影響しているのか追求しなければなりません。

ただ、同時に平成30年度予算の審議を行うことも重要です。予算案は衆議院での可決後30日で、たとえ参議院で議決していなくても自動成立するというルールがあります。しかし、参議院としてはそのようなことを起こしてはならず、きっちりと議論して賛否を明らかにすべきです。そのために予算委員会を連日でも開き予算審議をしたいと思っています。さらに予算委員会の場で、つまり国民の前で、書き換え問題も追求をすべきです。

ところが殆どの野党は予算委員会の審議を提案しても出席をしません。先日も与党だけが審議をしている委員会の中継がNHKでありました。ご覧になった通り残念なことです。審議なしで予算の自動成立を迎えていいのでしょうか。

与党としては粘り強く野党に参加をお願いしていくしかありません。
丁寧な努力を続けていきます。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

先日、「国境なき医師団 日本」事務局の方々がいらっしゃいました。
名前は皆さんもご存じのことと思います。世界中の紛争地域や、医療が不足している奥地にまで入り込んで治療にあたるお医者さんたち、という漠然としたイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

お話を伺うと、医療者は医師だけでなく看護師、助産師、薬剤師、疫学専門家など幅広いことがわかります。更に多岐にわたるのが非医療スタッフで、「物資調達、物流管理」「医薬品を保管する冷蔵システム管理」「チームの安全管理および状況調査」などを担うロジスティシャンや、「プロジェクトの運営管理」に当たるコーディネーター、「経理・予算管理」「雇用契約」を担当するアドミニストレーターなども医師団の重要な一員です。

毎年4万人のスタッフが、アフリカ・アジア・南米70の国と地域で活動しいるとのこと。医療ニーズの原因は紛争や自然災害、貧困などさまざまです。その陣容はまさに軍隊のそれに似ています。最前線の人員と司令部、兵站補給の人員バランスがよく組み合わせられています。病気やケガと「戦う」という目的のために極めてよく洗練されているのです。

私が何より感動を覚えたのは、活動資金の87%が個人の寄付で賄われているという点です。一人の手に余る紛争や災害を目の当たりにしたとき、人は虚無感に襲われてしまいがちです。しかし、そこに手を差し伸べる人たちの活動が、世界中の個人の善意に支えられていると知ったら、人間世界も捨てたものではないなと思えるのではないでしょうか。暗闇に光を見ることができるのではないでしょうか。

脱稿後、「国境なき医師団」のホームページから寄付したことは言うまでもありません(些少ながら…)。

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