石田まさひろ政策研究会

天青

 

金魚って赤いイメージがあると思います。昔から赤い色が多いのになぜ「金」なのか、という論争が続いています。金魚はもともとフナですが、フナの黒色の色素が抜けると茶色っぽくなり、それが光の加減で金色に見えたという説があります。今では金魚は品種改良が進み、いろいろな色の金魚が生まれましたが、実は皮膚の色素が色を決めているわけです                                                 

 

では、“青い金魚”はいるのでしょうか?残念ながら厳密な青はありません。ただ、透明の鱗の下にある細胞が黒色色素をもっているとき、光の加減によって青く見えます。白と赤と青が混ざって美しい「東錦」という金魚から、黒と赤を除いて青だけを残した金魚を「天青」と言います。

 

「天青」は奈良県大和郡山市の大野らんちゅう養魚場の小泉氏によって20数年前に前に作出されました。

 

「雨上がりの暗れ上がった空のようなきれいな青い色をした金魚」を作りたいとおっ      しやったとのことですが、出されて固定(その孫がほぼ同じ特徴を表すようになること)されるまで、7年間かかりました。「天青」という名称は中国陶器の青磁で言われる色の“天青”に由来するそうです。

 

 私は青色の金魚が特に好きで、数年前ようやく「天青」を入手しました。市場にはめったに流通していないので幸運でした。これから子供を増やし、もっと青い金魚が生まれればいいなと思っていますが、実際にやってみるときれいな「天青」になる確率はかなり低く苦戦しています。

 

 大和郡山市を舞台にした「茜色の約束サンバdo金魚」という映画があります。その映画は“古墳の中で青く輝く金魚”が発見されたことをきっかけに、金魚を狙う大人たちと守少年昌司たちという軸で話が進んでいきます。そしてエンディング。「忘れさられた金魚伝説が街に奇跡を起こす」というストーリーなのですが、この青い金魚、モデルは「天青」なのかもしれませんね。


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