石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.9-207(2021年3月18日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.9-207(2021年3月18日発行)

アジアで最もノーベル賞学者を輩出している日本。科学技術立国とも言われてきましたが、そのあり様は残念ながら変わりつつあります。例えば、世界中で論文数が伸びていく中で日本は停滞、特に引用数上位1%の論文(Top1%論文)の世界順位は、今や12位まで落ち込んでいます。科学技術の振興は日本の未来に直結する重要政策です。

間もなくまとまる第6期科学技術・イノベーション計画(案)は、考え方の基盤に「総合知」を置きます。計画(案)には「サイバー空間とフィジカル空間の融合」「地球規模課題の克服」「社会課題の解決のための研究開発・社会実装」といった言葉が並び、研究者が自分の領域でその専門性を追求するというイメージではなく、他分野との融合を図り、さらに研究結果をグローバルな社会に活かす、というイメージになります。きっと「専門性」という言葉は、一昔前と捉えられるようになるのでしょう。

計画(案)には、研究や研究者を表現する言葉として「卓越した」が多く出てきます。単に優れていればいいのではなく「はるかに優れている」ということを求めているわけですから、並大抵のことではありません。しかし、そのようなレベルが科学技術やイノベーションには必要な時代になりました。正直、計画が見据えていることと現実のギャップを感じます。しかし、果敢なチャレンジを行っていく必要があります。

新型コロナウイルスワクチン開発では、日本は遅れをとりました。研究開発の予算や人材の不足、平時からの危機管理体制の不備など、とても多くの課題があります。

本日、1都3県の緊急事態宣言が21日で解除との決定がありましたが、コロナウイルスとの戦いはまだまだ続きます。克服に不可欠な科学技術・イノベーションも、強く後押ししていきます。

 

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

自宅の裏が保育園です。朝、園児が保護者に手を引かれたり、ママチャリの前かごに乗ったりして登園してきます。出入口で保育士の先生がお迎えをしています。
「おはようございまーす」「おはようございまーす」
冷んやりした空気の中に明るい声が響きます。私はベランダに洗濯物を干しながらその声を聞いていたのですが、ある日、思い切ってベランダから挨拶してみました。
「おはようございます!」
それをきっかけに園長先生ともお話する機会を得、子どもたちの弾むような声が一層身近になりました。

コロナ禍にあって、保育園や子ども園は自治体から「エッセンシャルワーカーの子どもたちを優先して預かるよう」指示を受けています。警察官、消防士、医療従事者が安心して働けるようにという配慮であって大切なことだと思います。先日別の保育園の理事長にお話を伺う機会がありましたが、今のところ保育関係者に対する公的支援は不足していると感じておられるようでした。子育ての現場で働く方々は、「エッセンシャルワーカーのためのエッセンシャルワーカー」だと感じた次第です。多くのご苦労とお取組みに感謝申し上げます。

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