石田まさひろ政策研究会

 

フィリピンの国旗に隠された意味

参議院では国際的な議会交流をすすめるために、毎年何組かの外国の上院議員を招待して日本の国会を見てもらい、意見交換をしています。

先日はフィリピン上院議長はじめ議員団が来日され、議長と私の所属している議院運営委員会が中心になって接遇をしました。

晩餐会でフィリピンの上院議員と隣席になり、日本とフィリピンの政治体制の違いなど情報交換しましたが、その中で国旗の話も話題になりました。

フィリピンの国旗は、白地に黄色い太陽、そして青と赤の色からなります。
青は平和を、赤は勇気を表しています。

普段は上が青、下が赤なのですが、いざ有事の状況になると旗の上下をひっくり返すそうです。「国民の暮らしを守るために皆で戦おう」というメッセージです。
平時と有事を分けて考えることはとても重要です。
そのことを国旗を使って国民全体で共有する仕組みは、なるほどと思いました。

日本の国旗は白地に赤丸で、上下がありません。
日本国憲法に緊急事態が明確に定められていないように、平時と有事を分ける考えはあまり聞きません。
まるでこのことを国旗が象徴しているようです。

このことを上院議員に話したら、それで大丈夫なのかと心配されてしまいました。
「もし何かが起きたら国民を守るのが政治だろ、そのための備えをしておくことは当たり前だ。」と。

医療の現場でも、災害対策などは活発に行われています。
もし何かあった時でも対応できるように準備するのは当たり前です。

“平時にあって有事の備えを”これを当たり前にしなければなりません。

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