日本では、心疾患は死因の2位、脳血管疾患は3位であり、両疾患合わせて年間31万人以上が亡くなっています。要介護状態になった原因の2割以上がこれらの両疾患です。
脳卒中や心臓病などの循環器病は、生活習慣の改善等で一定の予防ができるのですが、残念ながら国民の生命と健康にとって重大な問題のままです。総合的かつ計画的に対策を進めるための法律が必要です。この議員立法はこの目的のために起草されました。
この法律により、国民の理解と関心を深めることや、住んでいる地域にかかわらず等しく保健医療福祉サービスが受けられるよう、基本理念を定め、また国や地方公共団体の責務も定めます。さらに国は必要な法制上、財政上の措置を講じなければならないとします。
多くの国民にも関心を持ってほしい法律です。