白書・報告書29ポストコロナ時代における人口動態と社会変化の見通しに資する研究新型コロナが社会や人口に与えた影響を分析し、ポストコロナ時代の人口・世帯の将来を見通すため、出生率の低下や東京一極集中の緩和、外国人流入の停滞等、コロナがもたらした人口変化が多角的に検証されました。家族介護負担の増加や働き方・結婚行動の変化等、社会政策に生かす具体的な知見が示されています。 出典:国立社会保障・人口問題...
白書・報告書32【白書紹介シリーズ25-24】森林・林業白書日本は世界有数の森林国であり、森林資源の循環利用は環境保全や地域活性化に寄与します。木材自給率は平成14年の18.8%を底に回復し、令和5年には43.0%に上昇。特に製材用材56.3%、合板用材52.3%と建築分野で国産材利用が進展しました。技術革新や木質バイオマス利用拡大が背景にあり、今後は中高層建築物等への木材利用...
白書・報告書103小児医療費無償化が医療利用と健康アウトカムに与える影響小児医療費無償化制度が医療利用や健康に与える影響が調査されました。全国データで分析した結果、対象から外れると外来受診や時間外受診、医療費、薬の処方が減少する一方、入院には変化がなく、制度は外来利用を促進する一方で過剰受診の可能性も示唆されています。 出典:広島大学 令和7年6月27日 https://mhlw-gran...
白書・報告書90【白書紹介シリーズ25-23】食育白書社会の変化により、日常の中で農林水産業に触れる機会が減少しています。農林漁業体験は、自然の恵みや食を支える人々の努力に理解と感謝を深め、食への関心を高める貴重な機会です。農林水産省が実施した調査では、家族に農林漁業体験をした人がいる割合は57.0%と過去5年間で最も低く、体験の機会が減少傾向にあることが示されました。 ...
白書・報告書144中年期からの孤立・困窮予防プログラムの実装化に向けた研究40~60代の中年期から孤立や困窮に陥ることを防ぐため、「プレシニアのためのライフスタイル診断」が開発・公開されました。健康・生活習慣・社会とのつながり・家計・知識の5分野から自己診断でき、自分の強みや課題を見つめ直すきっかけとなり得ます。 出典:地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター社会参加とヘルシーエイジング研...
白書・報告書64【白書紹介シリーズ25-22】食料・農業・農村白書農林水産省は、全国217地区でスマート農業技術の実証を行い、その効果を検証しています。結果、農薬散布用ドローンで作業時間が61%、自動水管理システムで80%、直進アシスト田植機で18%短縮されるなど、労働負担の大幅軽減が確認されました。これにより、生産性向上や経営改善に加え、女性や高齢者、新規就農者など多様な人材の参入...
白書・報告書231半導体デバイス工場におけるOTセキュリティガイドライン半導体デバイス工場の安全確保に向け、国際標準(NIST・SEMI等)と整合したOTセキュリティ対策(工場などの制御機器や生産設備をサイバー攻撃から守る仕組み)の指針を示したガイドラインです。生産停止や機密流出を防ぎ、供給責任・品質・情報保護を維持するため、装置管理や多層防御、運用体制の整備が体系的に示されています。 出...
白書・報告書77【白書紹介シリーズ25-21】厚生労働白書女性が抱える困難は、性暴力や生活困窮、家庭関係の破綻等、多様・複雑化しており、コロナ禍を通じて孤立問題も顕在化しました。2022年に「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が成立し、包括的な支援体制が整備されています。令和5年度には、女性相談支援センターの相談者約7万9千人のうち、暴力被害を訴えた方が約4.4万人...
白書・報告書239令和6年度体力・運動能力調査報告書令和6年度体力・運動能力調査は、国民の体力の現状と推移を把握するために毎年実施されています。6~79歳を対象に測定した結果、成長に伴い体力は向上し、男子は高校生、女子は中学生でピークを迎えます。長期的には青少年・高齢者とも体力が向上していますが、近年は筋力や持久力の一部で低下傾向が見られます。 出典:スポーツ庁健康スポ...
白書・報告書114【白書紹介シリーズ25-20】文部科学白書持続可能な活力ある社会の実現には、人々と共同しながら課題を発見し解決に導き、学び続ける人材が重要であるとの観点から、高等教育システムの再構築が進められています。日本は急速な少子化により大学進学者数が減少すると予測され、これまで量・質・経済支援・運営を軸に高等教育政策が展開されてきましたが、学修時間不足や研究力低下などの...