石田まさひろ政策研究会

 

国家予算の好転と厳しさ

平成31年度予算をそれまでの年度(本文数字は平成25年度)と比較してみます。

 

一般歳出は54.0兆円から59.9兆円。6兆円近く増えています。一方で、税収は43.1兆円から62.5兆円と20兆円近く増えています。この分、収支はよくなっているわけです。

ざくっというと将来への借金である公債発行は42.9兆円から31.9兆円まで減らし、依存度も46.3%から32.1%まで減ることになります。またプライマリーバランスも▲23.2兆円から▲8.4兆円まで減ります。

このように、この間着実に財政状況は良くなっています。それもただ歳出を削って節約したわけではなく、歳出は6兆円分伸びていますから、事業を増やしながら改善してきました。

一方で、この好転は歓迎しつつも、6兆円の歳出の伸びは少なすぎるという指摘もあります。医療や福祉の現場をみても予算不足からくる職員不足もあり、高齢者が増え医療や福祉が量的にも質的にも増大するニーズに追い付いていません。感覚的にはかなり予算を詰めすぎです。

 

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