治療のためというより長期の栄養管理を目的に中心静脈カテーテルを留置し続ける場合があります。臨床場面で本人、家族、医療スタッフなどがとても悩むことも多く、倫理的な課題となりがちです。今回ここに着目した改定がありました。
一つは、この療養の必要性、管理の方法及び療養終了の際に要される身体の状態などを、患者またはその家族等に説明すること。またこの状態で他保険医療機関等に患者を紹介する場合は、きちんと情報提供する必要もあります。
さらに、中心静脈カテーテルの院内感染対策のための指針の策定や感染症の発生状況の継続的な把握も必要になります。