石田まさひろ政策研究会

 

【第208回通常国会法案解説シリーズ02】令和九年に開催される国際園芸博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案

令和9(2027)年に、横浜の米軍上瀬谷通信施設跡地で国際園芸博覧会が開かれる。国際園芸家協会が定める最上位A1ランクの国際園芸博覧会で、日本で開かれるのは1990年に大阪で行われた「大阪花の博覧会」以来である。
この開催にあたっては、国際博覧会条約における認証が必要で、そのための特別措置法を立法する。

まず、国土国通大臣、農林水産大臣、経済産業大臣が博覧会の準備・運営を行う法人を「国際園芸博覧会協会」と指定できるようにする。その上で、同協会は主務大臣に対し事業計画書の提出などを行い、主務大臣は監督上必要な命令をできるようにする。

また、国が博覧会に要する経費の一部を補助したり、国有財産を無償で使用できるようにする。寄付金付郵便はがきの発行も可能にする。

期間中に1500万人の参加者を見込んでおり、テーマ「幸せを創る明日の風景」のように未来の幸せを感じられる博覧会にしてほしいが、先日横浜市が、アクセスルートとして期待されていた新交通システム「上瀬谷ライン」(仮称)の開業が間に合わないことを表明する等の心配な動きもある。博覧会協会の手腕に期待したい。

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