石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.11-233(2023年1月19日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.11-233(2023年1月19日発行)

 

 

週明け23日に通常国会が始まる予定です。殆どの議員は開会に備え、気持ちを高めているところだと思います。しかし、私は年明けから議院運営委員会の理事の役割である、開会のための準備活動が始まっており、すでに国会会期中のような忙しさです。

 

18日には、各会派の議員数の確定ができました。この数により、今国会の会派ごとの理事や委員数などが決まります。今国会ではありませんでしたが、国会が始まる前に会派の合併や離散が多いのは、この確定期限に間に合わせるためです。

 

先週、自民とれいわの比例の議員が辞職しました。欠員が出た場合、比例は補欠選挙ではなく、繰り上げで次の議員が決まりますが、辞職したらすぐ自動的に決まるのではなく、中央選挙管理委員会が開かれ、そこで決まります。中央選管の日程が会派議員数の確定期日より後だった場合、欠員のままとなりますが、今回は間に合いましたので、マイナスプラスゼロでした。増減があると、どの委員会の委員を差し出し受け取るか等、会派間の交渉が必要になります。今回はこれがなし。正直ホッとしました。

 

院の構成も決まり、来週の本会議の日程が次の大きな議題です。あまりありませんが、参議院では所信表明演説、代表質問の他に、決算概要報告もしたいと考えています。1週目は5回本会議を開かねばなりません。

 

来週が過ぎると、今度は予算委員会の審議で衆議院が主舞台になりますから、参議院は少し穏やかになります。まずはスタートダッシュをしっかりしたいです。

 

 

☆★==陽当たり良好通信====

 

 

皆さま、2023年が始まりました。

1月17日は阪神・淡路大震災発災の日。お亡くなりになった方々、ご遺族に改めてお悔やみ申し上げます。

 

日本は2007年に超高齢社会になりました。WHOの定義によると高齢者とは65歳以上の人ということになっています。でもこの定義、さすがに時代遅れの感がありますね。65歳以上で元気な人の割合が増えたからです。そこで国は定年年齢の引き上げを企業に要求し、ゴールを定年制廃止に置いています。それに異論はありません。しかし同時に国の活力、すなわち「国の健康寿命」も伸ばしていかなくてはなりません。70歳、80歳でもその人の状態に合わせて働ける場が必要となるのです。

 

そのような働き場所としてうってつけの産業を見つけました。それは古くて新しい産業です。先週山形県鶴岡市を訪れた際、旧知の社長に会いました。鶴岡シルク株式会社を営む大和匡嗣さんです。シルク(絹)産業は明治日本の殖産興業を支えた当時最大の産業でした。日本各地には桑畑が広がり、生糸が最大の輸出品だったのです。しかし、化学繊維の普及と外国産の安価なシルクの台頭で日本のシルク産業は衰退しました。今では桑畑を見ることもありません。しかし大和さんによれば、この古い産業に再び光が当たり始めているというのです。シルクのタンパク質に着目した研究、医療用素材や電子部品としてのシルクの利用、蚕(カイコ)と繭を使ったワクチン開発の研究なども行われているとのこと。蚕と繭と絹による一大産業が実現するかもしれません。

 

私が大和さんと夢想するのは、次のような日本です。耕作放棄地が桑畑として地力を取り戻し、70歳、80歳の人々が蚕の世話をする。隣接するシルク工場では、シルクを原材料とする高たんぱく食品の製造、高付加価値の電子部品とワクチンの製造が行われている。最先端の技術は他国の追随を許さない。80歳でも元気に働き高収入。日本が「健康寿命最長の国」となることが私と大和さんの夢です。

https://kibiso-tsuruoka.com/

https://www.naro.affrc.go.jp/archive/nias/gmo/kaiko/kaikobio.pdf

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