石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.11-235(2023年3月16日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.11-235(2023年3月16日発行)

 

 

コロナの影響により減っていた週末の全国各地への移動が増えてきました。駅も空港も混み合ってきており、歩きにくくなったと感じます。マスク着用に関する考え方が変わる等、コロナ前の生活に戻りつつある中で、まもなく迎える新年度はいつも以上に感慨深くなりそうです。

 

3月15日の本会議において、ガーシーさんの議員除名が決まりました。当選以来3回の国会の招集に応じず、許可のない海外渡航を続け、出席要請等のやり取りを昨年の臨時国会から繰り返してきましたが、結局、除名処分となってしまいました。過去に同様の例はなく、手続きの参考にできた例は70年以上前の出来事でした。逆を言えば、今回の一連の手続きは将来の先例になります。そのため、何十年後と時を経ても審判に耐え得るよう、手続きは丁寧に行われ、これが処分までに時間がかかった理由でもあります。

 

さて、来年度予算の審議が山場を迎えています。予算は「衆議院の優越」があるため、衆議院で可決し、参議院に送付された後30日以内に議決しないと自然成立します。そのため、参議院では日程引き伸ばし闘争にはなりにくく、審議の内容がより重要になる特徴があります。ニュースでは、小西文書と高市早苗大臣の議論が中心に報道されていますが、実際には、子育て、防衛等の予算や政策の審議一色で議論が進められており、報道と実際の違いを現場にいて感じています。

 

年度末が近くなり、まもなく予算が成立するはずです。前向きで新たな気持ちで新年度を迎えることができるよう、気を引き締めて過ごしていきます。

 

 

☆★==陽当たり良好通信====

 

 

皆さまこんにちは。事務所の五反分です。

 

人工知能(AI)が進化しています。対話型AI「チャットGPT」も話題です。生活の様々な場面で大きな利便性を提供してくれることでしょう。

 

いつか文学作品も「著者はAI」という時代が来るのでしょうか。最近では短歌を自動生成するAIも開発されています。先日はテレビ番組で、オリジナルソングをAIに作らせていました。歌詞もメロディもそれっぽく仕上がっています。しかし、AIの作る「文学作品っぽいもの」は、この先何年経っても「ぽいもの」から変わることはあり得ないと断言できます。何故でしょうか。それを考えていくと、文学作品、芸術作品というものの本質に辿り着きます。

 

例えば、あなたが「あてもなく あるけば 月がついてくる」という俳句に出会ったとします。これは人間が作った句でしょうか? それともAIが作ったものでしょうか?AIが作ったと言えなくもなさそうです。AIは過去の作品を有名無名に関わらず何百万、何千万と学んでいますから、語を連ねてそれらしい句を捻り出すことができるのです。先の句に心惹かれたあなたが、この句の背景や作者の人物像を知りたくなったとします。そこから先がAIと人間の違いです。

 

AIには作品を生み出す過程における呻吟がありません。呻吟とは人がもがき苦しむ時に発する呻き声のことです。作者のことを調べたあなたは、「分け入っても分け入っても 青い山」「酔うて こほろぎと 寝ていたよ」「焼き捨てて 日記の灰のこれだけか」などの句と出会うことになります。酒と俳句を道連れに放浪した種田山頭火という人を知ることになります。彼の苦悩とともに。その苦悩は、時としてある人の救いとなり心の糧となるでしょう。

 

人間の作る作品は作者の生き様と一体です。というより、そもそも人の呻き声と共に生み出されたものを「文学作品」と呼ぶのではないでしょうか。文学は空間的な広がりをもつのに対して、AI文学は「点」にとどまる、ということもできるでしょう。音楽、絵画も同様なのだと思うのです。

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