[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.12-245(2024年5月16日発行)
先日、自民党女性局で「女性視点の防災・減災に関する提言」をまとめ、党幹事長、政調会長等に提出しました。元旦に発生した令和6年能登半島地震に対し、私は女性局長代理として、特に女性視点での防災減災、復興復旧に取り組んできました。例えば、避難所では、安心して着替えや仮眠ができるようにする、女性、高齢者、障害者、赤ちゃんや子供のスペースが必要です。また、トイレの数や場所、備品、風呂の使い方、物資の内容や配布の仕方、避難所での役割分担等、多くの事を考慮する必要があります。
政府は、災害対応力を強化する女性の視点として、取り組むべき内容や教材等を公開しており、充実しつつあります。
https://www.gender.go.jp/policy/saigai/index.html
しかし、十分に普及されていません。普段から災害に備え、災害時に先頭に立って対応する市町村の防災担当部署の61.1%に女性職員がいません。9月1日の防災の日には、各地で避難訓練等が行われますが、あわせて様々な視点から、避難所のあり方や復旧復興について見直す日にしたいものです。
先週、高知県に行きました。看護職向けの研修会で、東南海地震が起きたときに何をするのかを学び合っており、意識の高さを感じました。普段からのシミュレーションは実際に活かされます。
☆★==陽当たり良好通信====
「人生百年時代」と言われています。それを実感させられる出来事が私の周りで起こっています。社会人をひと通り勤め上げた同級生が次々と学び直しを始めているのです。それも本格的に。
大学同期のS君は、民間企業→大学職員を経て、3年前に立教大学大学院に進学。昨年、見事修士を取得しました。担当教授よりも年上。でも若者と共に真摯に学び、終了後もゼミ仲間と学び合いの場を続けているとのこと。勉強が楽しくて仕方ないと語っていました。学生時代、体育会の応援部で汗臭い日々を送っていた彼からは想像できない変貌ぶりです。高校の同級生だった女性Nさんは、役所を定年で引いた後、今年から慶応大学の大学院に進みます。大学時代の同期A君は、今年から奈良の大学に学士入学して、学生時代に学んだ考古学をさらに深めるとのこと。
考えてみれば、幼少期は見ることなすこと全て学びでした。学びとは「まねび」からきているとも言います。人のすることを真似ながら学び、人として成長した幼少期。人は学び続ける限り、成長するものなのでしょう。
生涯学習、リスキリング、リカレント教育云々、いろいろありますが、肝要なのは「新しい知識や経験に触れる喜びにワクワクすること」なのではないでしょうか。私も、1月から20代の若者たちと共に学ぶ勉強会を始めました。