[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.12-247(2024年7月18日発行)
国会が閉会し、現在、全国47都道府県を順番に訪問し、各地の病院や施設にお伺いして、現場の話を聞いています。
国会開会中は国会での役割に集中しており、週末に会合や講演などで各地を訪れ、話をすることが精一杯。質問などを通じて、限られた時間の中で直接のやり取りをしますが、病院や施設の雰囲気、匂い、色、広さなどのリアル感はなかなか体感できません。しかし、今は、病院や施設の中に入り、間近でたくさんの職員の皆様の表情を見ながら声を聴くことができ、「やはり現場に来てよかったなぁ」と感じながら過ごしています。交通の手配や段取り、人を集めることなど、たくさんの人に支えられて、このような機会を持てていることに感謝しています。
現場で伺った話は、X(旧Twitter)に、ごく簡単ですが、可能な限りポストしています。ご覧いただき、ご感想などを書き込んでくだされば幸いです。
こうやって国会閉会中は現場を回り、課題やアイディアそしてエネルギーをいただき、次の国会への備えをしています。
https://x.com/senator_ishida?s=21&t=xfWTZD7U78PqhkW0TfMj7A
☆★==陽当たり良好通信====
皆さまこんにちは。事務所の五反分です。
先日、目黒区議会議員で看護師の高島尚子さんがご挨拶に来てくださいました。襟元にヒマワリのブローチを付けています。それについて問うと「社会を明るくする運動」の応援グッズとのこと。
「社会を明るくする運動」とは法務省が主導する社会運動で、犯罪や非行をした人たちの立ち直りに寄り添い、地域の中に受入れ、安全で明るい社会を実現することを目的としています。更生保護のシンボルがヒマワリであることから、ヒマワリのブローチが応援の象徴となっているのです。
運動を遡ると、戦後、街なかに溢れる戦災孤児の将来を危惧した東京銀座の商店街有志達が「犯罪者予防更生法実施記念フェアー(銀座フェアー)」を開催したことが始まりだそうです。それに全国の保護観察官や保護司の皆さんも賛同して、国を動かす大きな運動に発展したのでした。戦災孤児といえば、NHKの連続テレビ小説『虎に翼』がこの問題を取り上げていました。生きるために盗みを働かざるを得ない子どもたちの悲惨な状況を物語の中に組み込みつつ、元締めの少年を家族の暖かさで更生させました。
一方、先月には、滋賀県の保護司の方が保護観察中の男に殺害されるというショッキングな事件が起きました。まさに今、7月は「社会を明るくする運動」の強化・再発防止啓発月間です。日本社会の強靭性が試されていると感じます。地域において私などは、町内会の防犯部員としてほんの一隅を照らすことしかできませんが、みんなができる範囲で片隅を照らせば「社会が明るく」なるのだと信じたいと思います。