石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.4-097(2016年12月22日発行)

2回の延長を含め83日間の臨時国会が終わりました。

法案成立率は94%。43本の法律案が成立しました。

はじめて、参議院の議院運営委員会の理事および参議院自民党の国会対策委員会の副委員長として国会運営に携わりました。国会に提出されたひとつひとつの法律案が成立するまでに、いかに多くの努力が必要か、身に染みて感じました。国会議員として学びの多い国会になりました。

それぞれの法律案については、できるだけ、「石田まさひろ政策研究会」のサイトやフェイスブックページに書きましたので、ご覧ください。

【Facebook:石田まさひろ政策研究会】http://www.facebook.com/masahiro.ishida.seisaku

国会会期中は、永田町を離れられないどころか、議会内にいて自分の事務所にも戻れない日々が続き、現場に行って話を聞きたいという思いに駆られていました。

終了後、さっそく7つの県に行き、療養や回復リハの病院、大学病院や急性期の病院、老人保健施設やグループホーム等で話を伺いました。それぞれ有意義な意見交換ができたと思います。医療や介護の費用の伸びの抑制や景気の動向等が、現場に厳しい影響を及ぼしていることを、ひしひしと感じます。

まもなくこの一年も終わります。今年も充実した一年になりました。
今後、役割をなおしっかり果たすために、時間の使い方の練度をあげていきたいです。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは、事務所の五反分です。
前回、福沢諭吉について書きました。夢を夢で終わらせず、縁を手繰って咸臨丸に乗り込むことに成功し、アメリカを見聞することができたという話です。当時、アメリカに行きたいと思った人はたくさんいたでしょう。でも、糸のような縁を手繰り寄せて、つまり行動を起こして思いを実現させた点を見習いたいと思います。

さて、今回は、アメリカに行った諭吉が持ち帰ったものについて話したいと思います。諭吉は後の近代日本にとって重要なものを数多く持ち帰りましたが、その中でも特に重要視したいのが「演説」です。

ヨーロッパには古代ギリシャのポリス(都市国家)に遡る修辞学の伝統があり、ローマに引き継がれて発達しました。その後中世には停滞しますが、ルネサンスを経て復活し、フランス革命、アメリカ独立と「演説」が民衆を動かす大きな力となったのです。南北戦争におけるリンカーン大統領の「ゲティスバーグ演説」は演説史上最も有名なものでしょう。

諭吉の持ち帰った「演説」とは、「一般民衆に対して主義・主張を語る政治手法」のことです。「一般民衆に対する」という点がポイントで、日本では諭吉以前にはなかった代物です。武将が武士に対してする下知は「演説」ではありません。「演説」こそ民主主義の基本的手技であり、野球で言えばピッチング、サッカーで言えばキックに当たるでしょう。

何しろ一般民衆に語るという概念が日本になかったものですから、“Speech”という英語から「演説」という日本語を作ったのも、福沢諭吉だったのでした。

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