石田まさひろ政策研究会

 

年金制度の安定と拡充

先の臨時国会では年金制度に関する法律が2本成立しました。
審議・採決はバラバラでしたが、二つ合わせて考えたほうが狙いがわかりやすいと思います。

ひとつは、制度の安定をめざす内容です。
・マクロ経済スライド調整の見直し
・賃金変動に合わせた年金額改定の徹底
・年金の積立金を運用する機関のガバナンスの強化

もうひとつは、公的年金制度の拡充です。
・500人以下の中小企業で働く時間労働者の厚生年金への加入
・国民年金に入っている女性の産前産後4か月は保険料免除
・無年金対策として受給資格期間を25年から10年に短縮

くわしくはこちら↓
https://www.jimin.jp/news/policy/133728.html

これら改正によって、確かに年金受給額は減る場合があります。しかし現役世代の負担や高齢化が進む将来の年金制度の維持のために、やむをえないと思っています。年金制度が将来も安定していることは、人々の安心感を増します。

次回は、過去の厚生年金の支給開始年齢とその年齢の平均余命を振り返りながら、年金制度について考えてみたいと思います。

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