石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.5-116(2017年09月07発行)

9月5日に自民党本部で私が副委員長兼、事務局長を務める看護問題小委員会が開催されました。今回の主な議事は、平成30年度の看護関係予算の概算要求です。
その内容を紹介します。

◆特定行為研修制度推進
新たに看護師の特定行為に係る指定研修機関等施設整備事業が要求されています(6,300万)。
この予算では、看護師の特定行為研修機関で、研修実施のための会議室や、eラーニング設置、研修受講者用の実習室など、研修実施に必要な経費に対する支援がされます。特定行為研修が円滑に行えるよう、実務的な内容での予算要求となっています。
また、特定行為行為研修に関わる指導者育成事業についても、予算を増額して請求しています(6,900万、前年比△4,700万)。指定研修機関や協力施設で効果的な指導ができるよう、指導者やリーダーの育成研修実施を支援します。また、実態や課題についての調査・分析することにも予算を充てたい方針です。

その他、在宅看取りに関する研修事業、看護職員の復職支援、経済連携協定(EPA)に伴う外国人看護師受け入れに関する予算も今年度と同様に要求されています。

◆国家公務員の夜間看護等手当の増額要求
今回、新たに厚生労働省における国家公務員の夜勤看護等の手当の増額要求をしました。
・深夜の全部を含む勤務:6,800円(現行)→7,300円(請求額、+500円)
・4時間以上7時間未満:3,300円→3,550円(+250円)
・2時間以上4時間未満:2,900円→3,100円(+200円)
・2時間未満:2,000円→2,150円(+150円)

国家公務員の夜間看護手当に該当するのは、国立ハンセン病療養所及び、国立障害者リハビリテーションセンターに勤務する看護師とかなり限定的です。しかし、これをきっかけに、多くの民間病院なども追随して夜勤手当が見直され、看護職全体の夜間看護手当の底上げを図るのが狙いです。

この要求が通れば、1996年の施行以来、約20年ぶりに国家公務員の夜間看護等手当が見直されます。
妊娠~子育て中の看護師が増えおり、どうしても夜勤を制限するため、他の看護師に夜勤の負担がまわって疲弊しているという声をあちこちで聞きます。夜勤を担う看護師にとって夜勤手当の増額がせめてものインセンティブとなってほしいです。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

先週の土曜日、ある勉強会の研修で「八ヶ岳中央農業実践大学校」に行ってきました。その勉強会は「暁の会」といって、自民党で農政を担当する職員さんと、47都道府県の東京事務所農林担当者を中心とした勉強会なのです。縁あって私もメンバーに加えて頂いています。年に数回、座学の後、懇親会で交流を深める有意義で楽しい会です。
現代農政は、国内問題に留まらず、外交や食料安全保障の問題でもあります。また食と健康の観点から世間の興味関心も高まっています。

今回は、農業の担い手を実践的に育てている現場を知ることを目的に、総勢30人ほどの参加者が貸し切りバスに乗って行って参りました。

「八ヶ岳中央農業実践大学校」は80年の歴史を誇る由緒ある大学校で、標高1300mの八ヶ岳山麓に、270haの広大な敷地を有しています。当日はさわやかな晴天に恵まれ、到着した私たちを校長先生が笑顔で迎えてくださいました。

校内専用のバスに乗り換え案内された圃場では、学生たちがハロウィーンかぼちゃの収穫に精を出したり、牛の世話に汗を流していました。みんな伸び伸びといい顔をしています。
将来の日本農業を背負って立つ若者たちです。彼らはここで、農業技術と共に経営知識を学び、先端農業の研究をするのです。是非とも大きく育って欲しいと思いました。ただ、民主党政権のとき、いわゆる「事業仕分け」によって農水省から切り離されたため、経営的には大変苦しいというお話でした。
先生方や関係者の献身的努力で成り立っている教育機関なのです。「農は国の基」と言います。加えて外交・安保上も、農業は極めて重要な役割を担っているわけですから、この大学校の存在を広く皆さんに知って頂きたいと思います。子供たちや、保育士、看護師を対象とした体験研修も行っています。直販所もあります。是非立ち寄ってみて下さい。

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