石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.5-121(2017年11月23日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.5-121(2017年11月23日発行)

先日、マギーズ東京という場所にうかがいました。

木造の平屋でできた建物で、大きく切り抜かれた窓からは、中庭の緑が見え、東京湾の海辺も眺めることができる施設です。

ここは、がんを患っている人、あるいはその家族や友人、上司や同僚、がんで家族を亡くした遺族など…がんに関わる方たちが自由に集える場所で、センター長で看護師の秋山正子さんをはじめ、ケアに精通している看護師や心理士の方が迎えてくれます。

キッチン、個室、ソファーや、横になれるスペースがあり、時間の流れがゆっくりで、素敵なカフェのような空間です。

利用の目的は、人それぞれです。
その中で特に多いのが、何かを決める時や、悩みを考える時の利用です。

がんを患うと、疾患や症状と付き合うため、乗り越えるために、色々なことを不安に思い、悩み、それでも答えを出さなければならないことが多くあります。どんな治療をするのか、仕事が続けられるのか、副作用にはどんな対処をするのか…悩みや不安は多岐に渡ります。
そして、悩みや不安は、医療者に助言されたとしても、すぐには納得できません。色々な思いや、考えを巡らせ、気持ちや考えを行ったり来たりさせながら、やっと自分にとって最善の答えを見つけます。時には答えが見つからないことも…

マギーズ東京のスタッフは、そんな利用者の意思決定を寄り添いながら支援してくれます。

一般的に、病院では、医師や看護師は、患者のために、限られた診療時間の中で、その人に最善の情報提供や指導を試みます。でも、受け止める患者側は、余裕がなかったり、難しい説明をたくさんされたり、予想外の宣告をされると、聞きたいと準備していた質問がいっきに吹っ飛んでしまいます。また、聞きたいことがあってもタイミングがないこともあります。病院では、限られた時間やマンパワーで、医療機関ではなかなか丁寧なサポートができないのが現実です。
その一方で、家や職場では日常すぎて、目先のやらなければならないことに追われて後回しになったり、孤独や混乱から何を考えてよいのか分からないこともあります。

そんな時に、マギーズ東京が利用できます。

病院のように、緊張する空間ではなく、しかし専門的な知識を持った看護職者が、そっと伴奏してくれる特別な空間です。ゆっくり腰を据え、考えを巡らせ、自分にあった答えを出すことに集中できます。

患者や利用者の行ったり来たりする考えや気持ちに寄り添う、看護の力がふんだんに発揮される施設でした。

※この対談の様子は次号の日本看護連盟 機関誌「アンフィニ」に掲載されます。
日本看護連盟会員の皆さんはお楽しみに!

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

先日、ある区会議員の懇親会に参加してきました。東京都で区会議員というと、住民に一番近い所にいる議員さんです。地元料理屋に150人ほどの支援者が集まったでしょうか。
一通りの挨拶が終わると宴会です。ダンススクールの子ども達が軽快なヒップホップダンスを披露し、会場は大いに沸き立って、そこからは円卓を移動しながらのにぎわいとなりました。参加者のほとんどは地域で稼業を営む人たちですから、幼馴染だったり、お祭り実行委員の先輩後輩だったり、お爺さんお婆さんの代からの知り合いだったりします。皆どこかしらでつながっているのでした。ローカルな話題も共通ですから、ツーと言えばカーと響いて語らいにも熱が入ります。

そんな情景を見ていた私の頭に、ふと「善男善女」という言葉が沸き起りました。もちろん人間ですから、いろんな欲があったり恨みつらみもあることでしょう。でもそんな人間の煩悩もひっくるめて、ここに善男善女が集っているのだなぁという感慨が湧いたのです。

私たちは、日々身の毛もよだつようなニュースにさらされています。座間の連続殺人とか、産んだ子を殺してセメント詰めにしていたとか。時に耳を塞ぎたくなるような気にもなるでしょう。しかし忘れてならないのは、この世に善男善女の方が圧倒的に多数なのだという事実です。ほんの一部の暗い話題に飲み込まれたくありません。地域に根を張り、地域でつながった人たちの弾けるような笑顔を見ていてそう強く思ったことでした。

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