石田まさひろ政策研究会

 

移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律案

「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律案」を国会に提出するための調整を進めています。

今日は、参議院自民党の政策審議会の正副会長会議でプレゼンをし、了承されました。

この法律は平成24年に参議院厚生労働委員長の提案でできた法律です。
白血病などの根本的治療法である造血幹細胞移植に用いる臍帯血などの適切な提供を進めるために臍帯血バンクなどのルールを決めました。
ところが経営破綻したプライベートバンクから流出した臍帯血が販売されて、アンチエイジングや美容などの目的で医療機関で使用されるという事案が発覚しました。法制定時に想定されなかった課題であり、これに早急に対応したいというのが法改正の目的です。

まず、移植に用いる臍帯血の採取、保存、引渡し等の各行為を別々に行う事業者を取り締まれるようにするため、公的バンクでなければ業として移植に用いる臍帯血の採取、保存、引渡し等をしてはならないと規定します。
また、造血幹細胞移植に適しない臍帯血を造血幹細胞移植用とえいて取引する事業者と取り締まれるようにします。

法律の穴を埋めるような改正です。他の法律の審議の状況みながら手続きを進めていきたいと考えています。

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