石田まさひろ政策研究会

 

結核の動向

日本で「結核」と聞くと、昔の感染症や中所得国の感染症というイメージで受け止める人が多いのではないでしょうか?

確かに、戦前には国民の最大死因でしたが、戦後の公衆衛生の取組みが功を奏し著しく減少しました。しかし、その水準は欧米の先進国に比べると、依然高く、高齢者を中心に、無職臨時日雇者、都市部、若年層で新規罹患が報告されています。
また、日本では、外国生まれの日本への移住者、訪日外国人などでの新規患者数が少しずつ増えています。今後、東京オリンピックや外国人技能実習などで、インバウンド化が進めばさらに増加していくことも危惧されます。

世界中に視野を広げると、中所得国を中心に依然死因の第一位であり、治療の中断や、品質の悪い治療薬の使用などで多剤耐性結核も増えています。

日本国内の新たな課題も含め、これまでの日本の政策や取り組みのノウハウを用いて世界の結核終息実現に向けた貢献が求められます。

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