石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.7-155(2019年3月21日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.7-155(2019年3月21日発行)

今国会で厚生労働委員会で審議する予定の法案のひとつが「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律等の一部を改正する法律案」。

いわゆる、パワハラやセクハラを防止するための法案です。

セクハラについては、女性活躍推進法で定めている行動計画の策定の義務対象(不十分な場合は企業名公表もあり)を拡大するなど、より小さな事業所でも計画的に女性活躍を進めることを促します。

パワハラについては、国の施策として法的に位置づけ、事業主に対しても防止のための措置義務を新設します。

法改正やそのための議論を契機に、よりハラスメント防止が進むと思います。

一方、カスタマーハラスメントにも踏むこむべきとの考えがあります。いわゆる限度を超えた悪質なクレームへの対応です。教育や医療の現場などでも見られる、限度を超えた、長時間拘束・不当な金銭要求・恐喝や威嚇・SNSによる被害等です。これも今後ガイドラインなどで徹底していく見込みです。

看護職能団体である日本看護協会は「ヘルシーワークプレイス」を目指しています。健康で安全な職場環境をつくろうということです。医療者も安心して患者らと向き合うことができるという視点で、働く環境を整えようということで、その一つの要素がハラスメント防止です。

https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/healthy_work_place/index.html

私も厚生労働委員長として、しっかり議論できる環境を整え、活発な審議を行い、社会全体にハラスメント防止の重要さをしっかりと周知していければと思います。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

前回のメルマガで、人それぞれ心の中にあるであろう人形やぬいぐるみに対する思いについて書きました。多くの方から、幼少時の思い出をつづるメールを頂戴しました。ありがとうございます。

本日は、高齢者施設における人形やぬいぐるみについて書いてみたいと思います。高齢者施設とぬいぐるみ、と聞いて一部の方々にすぐ想起されるのは、「アザラシの赤ちゃん パロ」でしょう。介護・福祉に携わる方は目にしたり聞いたりしたことがあると思います。20年ほど前、新聞報道で「パロ」を知った時の私の反応は、正直言って「失笑」でした。というのは、どう見てもおもちゃ屋で売っていそうなフワフワのアザラシのぬいぐるみを、「国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)」という立派な組織が、大真面目に「開発」したというのですから、、、。しかも、そのお値段たるや、驚きの35万円!もはやぬいぐるみの域を超えています。確かに、パロはぬいぐるみではなく、福祉用ロボットであって、実は学習プログラムや各種センサーを備えた高度な「アザラシの赤ちゃん」なのでした。

(産総研)
https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2004/pr20040917_2/pr20040917_2.html

ある特別養護老人ホームでは、80センチほどの女の子の人形(綿の入った可愛らしいお人形)を何体も置いていて、ちょっとした入所者のアイドルになっていました。認知症が進行すると職員がコミュニケーションに苦労する場面が出てきますが、その施設では女の子の人形が「職員」として活躍していました。例えば、入浴を嫌がる男性高齢者に対して人間の職員が、「アイちゃん(お人形の名前)がお風呂に行ってほしいなって言っていますよ」と促すと、素直に受け入れてくれていました。また、職員に胸の内を話せない人が人形に語りかける言葉の内に表れる本心を、介護に生かしているということでした。人形に「仮託される心」というものの奥深さに触れたエピソードでした。

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