石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.7-172(2019年10月3日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.7-172(2019年10月3日発行)

9月30日に厚生労働省の看護職員需給分科会が、2025年までの看護職員需給推計の暫定値を含む資料を中間取りまとめ案を発表しました。

長時間勤務の削減や有給の消化が大きく改善するシナリオやそう変わらないシナリオがありますが、
・需要推計暫定値が188〜202万人
・供給推計暫定値が175〜182万人

需要は地域医療構想の進展(特に急性期病床の減少)を踏まえていますから厳しめに思えます。そもそも今の入院基本料等の配置基準も政府はこれで良いとしていますが、現場から見ると大きく低すぎます。本来もっと多くの職員が必要です。

一方、供給推計暫定値も低く見えます。実績数は2016年で166万人。ですから今は170万人を超えていると思われます。看護大学の増加などを考えると2025年に向けた供給力はもっとあると思います。

ともかく暫定値が示されましたので、これから年末にかけて、しっかり精査して議論して欲しいものです。議論はキチンと現場感覚を持ってしていただきたい。

資料)https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07019.html

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

私が大学生のとき、37年前のお話です。お茶の水の丸善あたりで歩道に人だかりができていました。覗いてみると、お爺さんが小さな机を前に座っていて表札書きの露天商をしています。看板替わりの板に「当年取って85歳。余った命だから安いです」と書かれていました。表札というものは縁起物みたいなところがあって、長寿の方に名前を書いてもらうと運気が回ってきそうな気がするのでしょう、一人の男性が注文をしました(当時は85歳で長寿でした)。

お爺さんは達筆な字で表札板に名前を書くと、それを男性に渡しながら「あなたに良いことをお教えしますね。これからどんなことでも、小さなことでもみーんなメモすることです。いいことありますから」と言うのです。その言い回しや言葉の感じを今でも生々しく覚えています。不思議な縁を感じ、私はそれ以来思いついたことは何でもメモするようになりました。

このメモ癖を、1800年以上前に実践していた人がいます。第16代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスといって本当は哲学者になりたかった人です。「五賢帝」の一人に数えられています。この人が思索の言葉を誰に見せるためでもなく書き残したのが『自省録』です。マルクス・アウレリウスは皇帝としても一個人としても多くの困難や悲しみに見舞われました。『自省録』の中には「悲しみがそのまま不幸ということではない」という趣旨のことが記されています。自らに語りかける言葉だったのでしょうが、1800年の時を超えて私たちにも響いて参ります。

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