石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.7-175(2019年11月14日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.7-175(2019年11月14日発行)

本日、厚生労働委員会を開き、「ハンセン病元患者家族に対する補償金の支給等に関する法律案」「ハンセン病問題の解決の促進に関する法律の一部を改正する法律案」を全会一致で採決しました。ハンセン病元患者の家族のことを考えると一刻も早く成立させたい法律です。与野党一致し努力し、今の見通しでは今国会で最初の成立法となりそうです。

審議に先立ち、参議院の厚生労働委員会で、国立療養所多磨全生園を訪問しました。職員や当事者たちの話を聞き、生活の場を見学させてもらい、慰霊碑に献花しました。また国立ハンセン病資料館で解説を受けながらこれまでの歴史をレビューしました。

「人が人をこれほどまでに差別できるのか」そんな体験を生涯し続けた元患者たちの心の苦悩と治療できず障害を負った身体の苦しみを深く感じた時間でした。

この訪問を踏まえ、本日私は当事者や家族の「名誉回復」と「穏やかな人生が送れる環境をつくる」という2つの観点で質問をしました。わずか15分の質問時間でしたが、どうぞご覧ください。

【参議院インターネット審議中継】
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
※こちらから11月14日の厚生労働委員会をクリックするとご覧いただけます。

若い頃私は精神科病院で、やはり偏見とそれを背景にした制度によって長期入院を余儀なくされた精神病患者の社会復帰・参加をめざし看護師として仕事をしていました。ハンセン病元患者のことを考えるとどうしても精神病患者のことがダブってしまいます。私の看護の原点です。
誤った政策によって何十年と病院から出られなかった多くの人がいま高齢化し、人生の終わりを迎えようとしています。彼らが、少しでも幸せな日々もあったと感じながら旅立つために、今何ができるだろうか自問しています。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

昨日、ある地域の民間病院が集う勉強会に参加してきました。テーマは「外国人介護人材雇用の実際」というものです。国会議員の秘書として仕事をしていますから、「外国人技能実習制度」や新しい在留資格である「特定技能」などについて、私もそれなりの知識はあると自負していたものの、現場実務については未経験なため大変勉強になりました。

それに加えて得たものは、民間医療機関の大いなる危機意識です。勉強会の会長がご挨拶でストレートに表現していらっしゃいました。

「看護助手が採用できない状況が続きます。介護施設には特定処遇改善加算が手当てされていますが病院にはありません。このまま何も手を打たないでいると、病棟稼働できなくなる可能性もあるでしょう。その結果、病棟閉鎖だとか、(自治体への)病床返還命令ということがあり得るのです」と。

建設現場などでは外国人雇用がだいぶ以前からなされていました。大もとは、昭和56年の外国人研修制度にさかのぼれます。私の父は生前看板職人として現場にいましたが、若い衆はたいてい外国人で、片言の英語を使いながら楽しく仕事をしていたようです。家に帰ると「今日、サリムとモハメドがさぁ、、」などと若い外国人「労働者」の話をしていたのを思い出します。

平成2年外国人技能実習制度が刷新され、平成29年には職種に「介護」が追加されました。それまでの制度と根本的に違うことは、高いコミュニケーション能力が必要とされるということです。そしてそれは、訪日する外国人材だけでなく受け入れ側の私たちにも求められているのだと思います。昨日の勉強会を通して強く感じたことでした。

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