石田まさひろ政策研究会

 

蝶尾

「蝶尾」、文字通りの金魚です。

尾が蝶の羽ように広がる出目金。めったに見られませんが、品評会上位の金魚になると間違いなく目が離せなくなります。僕の特にお気に入りの金魚。ツイッターのカバー画像に、我が家で飼っていた蝶尾が2匹写っているのをお気づきですか!?

原産は中国です。金魚の中で尾が異常に大きかったり、目が上を向いていたり、大きな水泡があったり、一見風変わりなのはたいてい中国出身。一方、シンプルにまとまっているとたいてい日本出身。金魚にも民族性が表れていますね。

日本に輸入され始めたのは昭和50年代。その後日本での改良が重ねられ、より先練されてきました。最近では全国組織の愛好会もでき、ずいぶん広がっています。蝶尾を有名にしたのは「パンダ」柄。白と黒という金魚にしては全く斬新な模様の蝶尾です。この後、レッサーパンダ、キャリコ、五花、銀や茶などいろんな模様を楽しませてくれます。

しかし、飼育は非常に難しく、微妙な水の流れが尾をゆがめてしまいます。左右対称にスーッと伸びた尾を作るには、水流がなく広い池が必要で、その分水が痛みやすく水替えの手間も並ではありません。骨格がしっかりしていないと大きくなった尾が垂れてしまい、優雅さがなくなります。わずかな歪みが泳ぎを難しくさせ、まっすぐスーッと泳ぐ蝶尾はなかなかいません。

我が家でも育てていますが、ほとんどは尾が十分広がらず普通の出目金で終わってしまうか、バランスがくずれてきれいに泳げなくなるか。まぁこの難しさが楽しいのですが。

 

今年は2月に産卵しました。さてどんな蝶尾が現れるのか、楽しみです。

↓写真は、ふ化が始まったの蝶尾の卵と、卵を産んだ親蝶尾(赤と黒)

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