石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.10-231(2022年11月24日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.10-231(2022年11月24日発行)

 

 

給与体系はそれぞれの職場で決めています。国が代わって決めることはできません。国会や政府が決めることができるのは国家公務員の給与体系だけです。しかし、それを多くの地方自治体や企業等が参考にしていますから、国家公務員の給与体系の見直しの影響力は、それなりにあると考えられています。特に医療従事者にとっては昔から影響が強く、国家公務員の給与体系の見直しが、全国的な給与改善に波及してきました。

 

11月18日に国家公務員医療職俸給表(三)の級別標準職務表の改正を人事院が交付しました。求めてきたことが達成でき、良かったです。大きな一歩になるはずです。

 

https://www.jinji.go.jp/kisya/2211/siryou2gaiyou.pdf

 

この俸給表は、国立の医療機関等で働く看護職員を対象にしています。国立病院は多い時で5万人近い看護職員が対象となっていましたが、独立行政法人化等によって、今は国立ハンセン病療養所等の1800人弱しかいません。そのため、改正は難しいと言われていました。

 

その目的は看護師のキャリアアップに伴う処遇改善の推進です。看護師の給与は、就職してしばらくは医師以外の他医療職と遜色ない水準ですが、30歳を過ぎる頃から給与がなかなか上がらなくなり、50歳代では他医療職と比べ、月に5~10万円程度低くなります。そのため、「寝たきり給与」と言われています。今回の見直しでは、看護師長クラスや高度な知識経験を持つ看護師の給与のランクを上げることになりました。看護師としての経験を積み、責任が大きな立場になると、それに見合って給与が上がる仕組みへと前進しました。

 

人事院の発表に伴い、全国の医療機関や施設等が看護職の給与のあり方を見直し、看護の専門性と役割の重要性に見合った給与体系と処遇改善が進むことを期待しています。

 

 

☆★==陽当たり良好通信====

 

 

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

 

先日の11月19日土曜日が「国際男性デー」だったことをご存じでしょうか。男女平等は今や人類の基盤となる考え方です。しかし、それをあまねく地球上に広めるためには、男性を「男だから」とか「男のくせに」という呪縛から解く必要もあるのです。「男らしさ」という刷り込みが男性を生きにくくしている場合があるからです。

 

私は子どものころから「男は体育会に所属すべき」という思い込みを持っていました。鹿児島という風土の影響があったのかもしれません。女性蔑視の気持ちはありませんが、「男だから〇〇しなくてはならない」という考え方は深く心に根ざしました。問題は「男だから」という部分です。「人として〇〇しなくてはならない」ことは、性別に関わらず「しなくてはならない」のですから。

 

先日、大学体育会時代のリアルな同期会を、2年ぶりに行いました(コロナ禍で定例はオンラインです)。皆、60歳なのに、20代の頃と本質は変わっていません。女性の同期も駆けつけました。7つの大学の体育会合同なのでコロナ以前であれば、締めには各校の校歌・応援歌を歌い、応援部OBがエールを切ってお開きとなるのですが、今はまだ大声を出すことも憚られ「じゃあ、また」「元気でな」と言い合って別れました。この同期会に触発され、後日『我が良き友よ』という昔の歌を聞きました。吉田拓郎作詞作曲、かまやつひろしのヒット曲です。バンカラで粗野な愛すべき友人を思う歌です。1975年、今から47年前の歌ですが3番の歌詞にこうあります。

「男らしいは やさしいことだと 言ってくれ」

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