石田まさひろ政策研究会

日本とロシアの墓碑

山口県長門市の青海島。市街地から橋をわたって一本道を10分くらいいった先端の岬の海岸に2基のお墓が海に向かって並んでたっています。

古いほうが「日露戦役常陸丸遭難者の墓碑」

日露戦争開戦後、1000人を超える兵士を大陸に輸送していた常陸丸がロシア艦艇の砲撃を受け沈没し、ほとんどの兵士が亡くなりました。その遺体がここに漂流し、住民たちは浜に丁寧に葬りました。

新しいほうが「日露戦役露艦戦士の墓碑」

いわゆる日露海戦で日本連合艦隊がロシアのバルチック艦隊を対馬沖で破った際に、戦死してこの浜に流れ着いたロシア兵の遺体を葬り、住民たちが常陸丸遭難者とともに供養を続けています。毎年6月15日には日露兵士合同慰霊祭が行われているそうです。

敵同士であっても、母国を守る兵士たちを分け隔てなく供養する浜の住民たちの振舞いは、平和への祈りだと思います。日露の関係の未来を示しているようにも感じます。

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雨上がりで濡れた地面では滑りそうになる藪の中の細道を歩き、石だらけの海岸にでて初めてお墓参りができます。
以前訪れた対馬に「日露友好の丘」があります。日露海戦で沈没した艦艇から逃れて泳ぎ着いたロシア兵たちを、島の住民たちが助けたことに、ロシアが感謝し記念碑を建てています。

苦しむ人を助ける気持ち、亡くなった人を鎮魂する気持ちは万国共通だと思います。こういう住民たちの行動が人々の平和への思いを育むのだと思います。

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