石田まさひろ政策研究会

 

法案解説シリーズ(18)-医療法-

医療法改正案が成立しました。今回は第8次医療法改正といわれていますが、全国の病院に関わるような提供体制の変更というわけではなく、マイナーチェンジの印象かと思います。

・特定機能病院における医療の高度安全の確保
特定機能病院における医療安全に関する重大事案が発生したことを踏まえ、特定機能病院の開設者に管理者が医療安全を確保できるよう、適切な管理者の選任、監査委員会の設置などを措置するよう義務づけます。

・医療に関する広告規制の見直し
美容医療等を行う医療機関のサイトなどの表示の適正化のために、虚偽又は誇大等の不適切な表示を禁止します。

・検体検査の精度の確保
ゲノム医療の実用化に向け、遺伝子関連検査の精度を確保するために、精度管理の基準の明確化します。あわせて、医療技術の進歩に合わせ検体検査の分類を柔軟に見直すための方策を進めます。

・妊産婦の異常の対応等に関する説明の義務化
妊産婦の更なる安全の確保のため、助産所の管理者に対して、妊産婦の異常に対応する医療機関名等について、書面で説明することを義務付けます。なお、助産所と医療機関の連携が進むよう政府も支援するようにと付帯決議されました。

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