石田まさひろ政策研究会

 

国民の健康確保のためのビッグデータ活用推進に関するデータヘルス改革推進計画

色々な産業分野でIoT技術が進んでいます。
しかし、医療分野となると、医療施設ごとに電子カルテのシステムが異なり互換性が悪いことに始まり、IoT化に遅れをとっています。

医療・介護について、国には、国民が健康保険を使って病院を受診した際の医療情報や、介護保険の利用状況など沢山のデータが保管されており、地域の保健センターには住民の健康診断の結果等が保管されています。そのデータはこれまで個人情報保護の観点から、大事に保管されていました。
しかし、今後はそのデータを未来に活用していかなければなりません。このデータを細かく分析してみると健康促進や、病気や介護の予防、新たな治療等、未来の国民の健康につながる情報の宝庫です。

医療分野での、IoTを推し進めるために、自民党の政務調査会の中に、データヘルス推進特命委員会が設けられました。委員長は塩崎前厚労大臣、私は幹事を拝命しました。
主な目標は、以下の4つ。

1. 全国的なネットワークの構築によって、医療・介護現場での情報共有をはかる。
2. 健康確保を目的とした、健康・医療・介護にまたがるデータの連結と活用
3. 介護の科学的根拠をつくるためのデータベース構築
4. がんゲノムなどの最先端技術の収集と、AI開発基盤をクラウドで開発者や研究者に提供するサービス

これまで、国や自治体に蓄積されたデータは、主に保管を目的としていたので、同じ人が利用していても健康保険の情報、介護保険の情報、自治体での健診や検診の受診情報など、データはバラバラになって保管されています。ですから、まずはデータを使うまでにはこれまでに蓄積した何億ものデータを丁寧に整理し基盤を整備する作業が必要です。

同時に、データヘルスの利活用について国民の正しい理解を促すのも課題です。特に健康や疾患などプライベートに踏み込んだデータなので、個人情報の保護の視点も不可欠です。医療の発展により多くの方々が救われまた健康に暮らすことができるようになるために、情報保護をしつつ、利活用を進めて行きたいと思っています。

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