石田まさひろ政策研究会

 

ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して!

日本看護協会が看護職向けに労働安全衛生ガイドラインを発表しました。

サブタイトルに「ヘルシーワークプレイス(健康で安全な職場)を目指して」とあるように「健康」な職場を提案する、斬新なガイドラインだと思います。

看護の職場は過酷で健康問題を抱えています。
○40才代で交代制勤務をする看護職の「不調である」割合は40.7%で、一般女性労働者17.4%の2倍以上
○自己の健康管理を理由に短時間勤務利用したいとする看護職が40-59才で2人にひとりいる。
○精神障害による労災申請で、ずっと職業別ワースト10入り。

そこで職業人生を通じて健康に働き続けられる職場づくりをめざします。
ガイドラインは女性のライフスタイルや年代別の取り組み、男性看護師のネットワークづくりなども触れられています。

さらに特徴的なのは事例に即したヒントが紹介されていること。
「職場の寮で一人暮らしが始まった」「夜勤の回数が多く疲れる」「ケア中に物を投げつけられた」「新しい職場の環境に馴染めない」「管理職業務で残業が増え続ける」「妊娠と師長への昇任時期が重なった」「不妊治療を始めたい」「親の介護が始まった」「健康診断で肥満・高血圧を指摘された」「老眼により眼精疲労が強く採血手技が不安」「数日前から微熱と咳が続く」「早期乳がんの診断を受けた」などなど
リアルな話が紹介されています。ガイドラインといえどもなかなか読み応えがあります。

健康をキーに職場づくりをするという考え方が今後広がっていくと思います。人の健康を守る看護職だからこそ、「ヘルシーワークプレイス」の導き手にもなってほしいです。

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