石田まさひろ政策研究会

 

【197回国会法案解説シリーズ03】海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律案

海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律案

先の国会で審議未了廃案になった再エネ海域利用法案が、今臨時国会で若干の修正を加えたうえで、改めて提出されます。

この法案は洋上風力発電の普及を図るものです。風力発電は陸上より洋上のほうが、風の安定性、大規模化の容易さ、騒音被害の軽減等メリットが大きいとされています。しかし、例えばヨーロッパではすでに4000基を超える洋上風力発電装置があるものの、日本はまだ試験中の6基しかありません。

洋上に設置する場合に問題になるのは漁業権など先行利用者との調整。そこで、洋上風力導入の統一ルールをまず定め、それに従い、先行利用者との調整をする枠組みを決めます。その枠組みにしたがって調整を行うことで洋上風力発電を広げることが今までより容易になることを狙っています。

(参考)http://www.meti.go.jp/press/2017/03/20180309002/20180309002-2.pdf

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