石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.6-146(2018年11月8日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.6-146(2018年11月8日発行)

11月7日夕刻、参議院本会議で全会一致により、平成30年度補正予算が可決・成立しました。規模は9356億円になります。

今年は西日本豪雨や北海道、大阪北部の地震など災害が続きました。補正予算でその復旧・復興を進めます。学校における子供たちの熱中症対策として教室にクーラーを設置します。

温暖化の影響か、確かに日本の気候が変わってきました。海流や海水温も変わり魚の漁場が変化しているとか、昆虫や植物の分布が変わってきたとか言われ始めています。この感じでは新たな感染症も増えるかもしれません。

「国土強靭化」と銘打ち、党でも対策を推進するよう断続的に提言しています。名前から道路や港を強化するイメージがあるかもしれませんが、例えば災害派遣医療チーム等の充実、医療施設等の耐震化促進や緊急時の電源等エネルギー確保といった内容も計画に盛り込まれています。

先日、岩手県釜石市と大鎚町を訪問しました。時間はかかっていますが街並みは復興に向かって形を変えています。しかし高齢化の急激な進展や看護職や医師等の確保の困難さは、さらに進んでいる感もあり、復興・復旧の大変さを改めて感じて帰ってきました。

環境の変化を踏まえ、予測的に災害対策を進めていくことが大切です。追加的な補正予算だけでなく、本予算の中でも災害への備えを進めていきます。

 

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

米国で中間選挙が行われました。中間選挙とは、上院の3分の1、下院議員全て、その他知事など任期を迎えた公職者を選びなおす選挙です。投票所に行くと、沢山の用紙があって何枚も意思表示するのは大変です。大統領の任期2年目に行われるので中間選挙と呼ばれます。

中間選挙の報に接すると、2010年、米国国務省招待のIVLPプログラム(The International Visitor Leadership Program、https://eca.state.gov/ivlp )で、3週間にわたりアメリカを横断したときのことを思い出します。通訳の方との2人旅でした。民主、共和両党の地方議員や政策スタッフ、団体関係者にインタビューして回り実り多い旅でした。

ちょうど中間選挙の年で、オバマケアへの賛否が選挙の争点となっていました。共和党は、オバマケアを憲法違反で訴えてまでいたのです。日本人の私としては、「国民皆保険の何がいけないのだろう?」と不思議な思いを抱えたまま米国に旅立ちました。皆さん、国民皆保険が憲法違反って、理解できますか?

その後、多くの方にヒアリングして、健康保険に対する日米の考え方の差と、日本における健康保険の独特のあり方を理解しました。簡単に言うと、米国・共和党の支持者にとって保険は「インシュアランス」であり、リスクの高い人からは沢山の保険料を徴収すべきで税金を投入するなということなのです。翻って日本の保険制度は、リスクに応じた保険料体系になっていません。高齢者への保険には、健保組合から拠出金を徴収して負担軽減を図っています。つまり、日本の健康保険は「インシュアランス」ではなく、「助け合い」なのです。この制度について日本人の多くは当然のことと思っています。古くから民間に行われている「頼母子講(講)」の基盤があったからだと思います。また、「情けは人のためならず」という考え方が浸透していることもあるのでしょう。後世に残したい美風だと思います。

国会クイズ

More
Return Top