石田まさひろ政策研究会

 

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.8-183(2020年3月5日発行)

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.8-183(2020年3月5日発行)

来週3月11日は東日本大震災から9年。幼稚園の卒園式は震災で、中学校の卒業式はコロナで中止となった人の話を聞きました。胸が痛いです。

今週3回目の党の新型コロナウイルス関連肺炎対策本部合同会議を終えたところです。昨日、総理が発表した新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正について議論しました。少しでも対策が進むよう現場からの声を議員が次々に述べました。

その新型コロナ対策に加え、3月に入り年度末対応もしなければなりません。

私が担当する参議院の厚生労働委員会は、3月中に改正しなければ、4月1日から一部が失効し運用できなくなってしまう法律案が、政府から2本提出されています。「労働基準法改正案」と「雇用保険法等改正案」です。

厚生労働大臣が予算委員会への対応をしている中、厚生労働委員会でも新型コロナ対策に加え国民生活を守る法律を審議しなければなりません。私はその調整に走り回っています。

現場で厳しい条件の中でがんばっていらっしゃる医療福祉等の関係者皆さま、不眠不休で活躍している厚生労働省の職員等の皆さま、すべての皆さまに感謝申し上げます。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な現場の最前線でご尽力なさっている皆様に、感謝と敬意を申し上げます。ありがとうございます。

東日本大震災から9年の月日が流れようとしています。政府は3月11日東京千代田区の国立劇場で追悼式を予定していましたが、新型コロナウイルス対策の一環として取りやめる方向で最終調整していると報じられました(3月5日現在)。現状を鑑みてやむを得ない対応だと思っています。当日は、午後2時46分、その場所で黙とうを捧げるつもりです。

9年前の4月、大震災から1か月経た岩手の被災地を、私は加藤紘一先生と訪れていました(当時私は、衆議院の故・加藤紘一先生の政策秘書を務めていました)。地元の方がボランティアで食料や日常品を配って回る車に同乗させていただき、陸前高田、大船渡、釜石を巡ったのです。その方は「大きな避難所には役場の車が来るからいいんです。親族や近所の人たちで耐えている山奥の避難所には物資が行き届かないんですよ」と言って、小さな公民館や集会所をこまめに回っていました。筆舌に尽くし難い情景と、避難所の人々の姿を忘れることができません。

車で移動中、窓から大船渡の海浜を見ていました。生活や希望や思い出を奪っていった海・・・。でも、人々の命を育んでくれてもいた海。人知の及ばないものに対峙して、私は言いようのないうつろな気持ちに苛まれていました。

しかしその時、長い長い浜を、読経しながら早足に歩く一人の僧侶を見たのです。若い僧侶でした。網代笠(あじろがさ)をかぶり、右手に錫杖(しゃくじょう)を持って歩いていました。その向こうに深い深い海がありました。風の音で私には聞こえませんでしたが、弔いの経は海の底に届いていたと思います。

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