石田まさひろ政策研究会

 

看護職員の夜勤体制の評価の充実 ~診療報酬改定 役人目線でもコンサル口調でもなく、政策的に語るシリーズ③~

看護職員夜間看護配置加算の点数が一律10点アップ。要件の強化がない単純なアップは滅多にありません。

小さい子供を育てながら働く看護職員が増えています。しかし子供がいるため夜勤に入るのが難しく、その分、同僚看護師の夜勤が増えているのが実態です。夜勤の偏りという課題が問題となって久しいです。

さらに医療の高度化や高齢化は夜の概念を変えました。夜の患者は、寝ている人ではなく治療が続いている人、徘徊している人になり、夜勤の看護職員の負担も大幅に増えています。

夜勤の看護職員の処遇の改善は不可欠で、今回の診療報酬は病院経営者に処遇改善を促すものと言えます。経営者は少なくともアップした10点に加えプラスアルファ分を看護職員の夜勤手当のアップに使うべきです。

※資料:厚生労働省HPより
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196352_00001.html

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