石田まさひろ政策研究会

 

看護をしているという感覚

この週末も現場にいきました。
今回は新築されたばかりの急性期の病院で、看護師たちからお話を聞きました。

子育てのこと、退院支援のこと、記録のこと、看護の評価のこと、職員確保のこと等々いろいろなことを聞き、意見交換でき、よい時間を頂きました。

現場の声を聴き、意見交換することは、政治活動の基本です。基本を着実に行っていくことを今までも、これからも続けていきます。
ご協力ありがとうございます。

昨年4月に仕事を始めた新人ナースから、「知識や技術を得ることに追われ、看護することを忘れている感じがした」と、これまでを振り返った感想がありました。看護師養成所を卒業して国家試験は受かっても、実際に就職すると覚えるべきこと、身に着けるべきことは山ほどあり、全力で取り組まなければなりません。医療の高度化や手続きの複雑化がどんどん進んでいて、僕が新人だった頃より、やらねばならないことがずいぶん増えていると思います。かといって人手も足りず“余裕をもって”などということも憚れる感じ。

でも、その結果「看護することを忘れている感じ」になるとしたら、何か新人ナースが置かれている環境に無理があるのではないかと思います。

しかしそうはいうものの、彼女、「救急外来で命を救うためにスタッフは大きな声をだし必死に取り組んでいるが、その声を別な患者さんやその家族からはどう思われているのか、かえって不安にさせているのではないか」と周りを気遣っている話をしてくれました。
確かに、救急外来は同じ部屋にいくつかのベッドが並んでいるのが普通ですが、音が漏れにくい個室にすることも考えるべきかもしれません。

同時にいろんなところに気を届かせながら仕事するのが看護。患者や家族の思いに意識を配り、自分の動きをその場に最適にコントロールすることが求められます。

目の前の業務をこなす感覚ではなく、看護をしているという感覚にあふれた現場にするにはどんなことができるのか、自問しました。

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