石田まさひろ政策研究会

 

「科学大国」日本の在り方

日本も毎年のようにノーベル賞学者を輩出するようになりました。

特に自然科学系では、21世紀に入ってアメリカに次いで世界で2番目に多くノーベル賞を受賞しています。日本の科学者たちの努力の賜物である研究成果が、世界の科学の発展に多いに寄与しています。

平成28年度の科学技術白書は、このノーベル賞について特集を組んでいます。

ノーベル賞を受賞する研究にはいくつかの特徴がありますが、その一つが年齢。

グラフ(出典:平成28年度版科学技術白書)のように、ノーベル賞につながる研究をした年齢は、
化学賞、生理学・医学賞、物理学賞いずれも、31歳から35歳が最多です。
40歳以下の研究が3分の2以上。

日本人に限ればもう少し年齢が上がりますが、それでも若手から中堅の時代の研究がノーベル賞に繋がっているといえるでしょう。

【ノーベル賞受賞につながる研究をした年齢 (引用:平成28年版科学技術白書)】

とすると、特出した若手の研究者の発掘と、若手研究者のチャレンジへの支援が科学の発展のために不可欠なことがわかります。

若者には力あると信じ、若者に投資する社会こそが発展します。

きっと今の若手研究者の中にもノーベル賞級の頭脳をもった人がたくさんいるはず。
その人が能力を開花させることができるかは、ベテランたちがよい環境をつくれるかに大きく影響されます。

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