“健康で長生き”
誰もが想い憧れる生き方ですが、健康寿命を延ばすことは、個人にとっても、政府の医療・介護財政政策上も、最も重要な課題となっています。
そのために、レセプト等のデータを分析し、それに基づいて健康保持増進を行っていこうという「データヘルス」が推進されはじめています。このデータヘルスの推進のために国会議員有志が「データヘルス推進議員連盟」をつくり、私も参加しています。この議連がいま政策のとりまとめを行っています。
データヘルスの一番の主体は、健康保険組合などの保険者ですから、この機能の強化が必要です。保険者のもつデータを分析し、肥満・喫煙・高血圧・血糖等のデータを使った保健指導の成果を指標化し、評価すること進めます。
また、事業主には健康経済指標をもっと活用してもらうために、義務化や有価証券報告書への記載を検討します。健診の効果を高めるために受診当日の保健指導や、定期健診と特定健診の項目の統一を促します。
データヘルスに関わる産業活性化も重要で、コンテストを行ったり、民間と公的なデータの連携の在り方を検討します。
この分野は、データの分析や評価、さらにデータヘルスの概念で保険者の運営ができる人材などが不足しており、多くの人に関心を向けてもらいたいです。官民挙げての取り組みが必要です。
☆★==陽当たり良好通信====
皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。
私の故郷・鹿児島で、名所と言えばやはり桜島です。
海に浮かぶ活火山はまさに見事という他ありません。ごつごつした岩肌と細くたなびく噴煙が勇壮さをさらに際立たせます。晴れた日など、青い海と青い空に桜島が映えて、どんなに見ていても見飽きることがありません。
この桜島の噴火についてですが、相当な頻度で噴火していることをご存知ですか?
ここ10年を平均してみると、年間300~400回は噴火しています。つまり地元の人間にしてみれば日常的なできごとになのです。いざという時を考えると慣れてしまってはいけないのでしょうが、逆に小さな爆発がないと不安になります。つまり、マグマが溜まって大噴火が起こるのではないかと考えるのです。
翻って地震についてですが、「マグニチュード2くらいの小さな地震が沢山あった方が、エネルギーが消費されて安心」、と言えるでしょうか。答えは「No」です。
マグニチュードは地震のエネルギーを表す指標で、数字が1増えると、エネルギーは31倍になるのです。そして、マグニチュードが2増えると、エネルギーは1000倍になってしまうのです。
したがって、小さな地震が沢山あったからと言って、全体のエネルギーはほとんどで消費されていません。
残念ながら日本は地震大国ですから、日頃から対応を家族や仕事の仲間と話し合っておきたいものです。