石田まさひろ政策研究会

[参議院議員 石田まさひろメールマガジン]Vol.5-112(2017年07月13発行)

私のサイトでも書いているので焼き直しになりますが、多くの方にお伝えしたいのでメルマガにも書きます。

国会が閉会してから全国を北から南から、施設や病院を訪問させてもらっています。
すでに40ヶ所をこえ、たくさんの話を聞きました。また看護連盟のイベントで何度かお話もさせてもらい、多くの人に話を聞いてもらいました。こんな機会を作ってくださった皆様に感謝しています。

私が投げかけた話題で、一番反応があるのが、記録や手続きの話。医療現場も介護現場も、記録物が増え、手続きが増え、そこにどうしても時間がとられ、本来最も必要なはずのベッドサイドで患者さん、利用者さんと直接触れ合う時間が削られています。

ケアを担う人が十分いて、時間がたっぷりあれば全てできるのですが、現実はそんなことはあり得ません。ベッドサイドの時間を減らしても、行政監査は何も言いませんが、記録物や手続きに不備があれば監査にひっかかり報酬の返還や指導があるために、管理者としてはそちらを優先せざるを得ません。

人員配置を思い切って増やすか、記録や手続きを減らすか、どちらかをしなければ患者さん、利用者さんにとってケアを十分受けられない状況は進むばかり。
現実的には、記録や手続きをどう減らすのかについて、取り組むのが最も有効な選択肢という結論です。

現場に行けばいくほどその思いは強まるばかり。まずは来年春の診療報酬、介護報酬から、明確な方針に位置付け進めるべきです。

☆★==陽当たり良好通信====

皆さま、こんにちは。事務所の五反分です。

昨今ではバーチャル・リアリティ (VR) 技術の進歩が著しく、家庭でも手軽にVR映像が楽しめるようになりました。アミューズメントパークでは大掛かりなアトラクションがあって、乗り物が揺れて臨場感が更にアップします。子供達のみならず、大人でも大いに楽しめる作りで感心するのですが、バーチャル・リアリティの進歩がリアリティの感覚を薄れさせるのではないかと危惧してしまいます。

子供の夏休みの思い出として、両親と遊園地でジェットコースターに乗ったなんていうことはよくあることでしょう。しかし、都市部に人口が今よりも集積する未来社会では、両親との思い出はビルのアミューズメントパークでVRジェットコースターを楽しみました、ということになるのでしょう。

これはこれで決して悪いことではないのですが、リアルな体験のないままVRが先行すると子供はどういう発達を遂げるのでしょうか。何しろ人類誕生以来、リアルより先にバーチャルを体験する子供達が大量に生まれてくるのですから。ゲームの世界ではすでにバーチャル「冒険」が一般的ですね。人類はこういう状況にも適応していくのでしょう。

しかし、一方で、4歳くらいまで高層ビルの部屋で育った子供は高いところを怖がらなくなってしまうということが問題になっています。加藤紘一先生の秘書をしていた時、加藤先生はこれを心配して、東京臨海副都心の高層マンションを視察に行ったことがあります。「高所平気症」といいます。案内役の大手デベロッパーの方も認めていました。
高所平気症の子供は、30階の部屋から隣の部屋へベランダ伝いにいとも簡単に移動します。その平気さで転落事故なども起きています。

そもそも恐怖心は人間が身を守るために獲得した大切な能力です。恐怖心の希薄な子供は他人の恐怖心についても無頓著であるという研究もあります。発達段階におけるVR先行体験と、高所平気症がどこかで重なっているような気がしてなりません。どんなに時代が変わっても子供達にリアルな体験を積ませることが大人の責任だと思います。

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