石田まさひろ政策研究会

 

令和2年診療報酬改定に関して(21)

2019年7月17日の中医協総会では、「診療報酬に係る事務の効率化・合理化及び診療報酬の情報の利活用等を見据えた対応について」という資料が提出されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000529039.pdf

次に、診療報酬に係る情報の利活用についてですが、

現在、厚生労働省が進めている、日本全国のレセプトデータ・特定健診等データを収集し、データベース化する事業は進めるべきです。現在は、レセプトデータで約153億件、特定検診等データで2.6億件がデータベースに収載されています。まだまだ少ないですが、その活用も増えてきました。(資料に活用事例も紹介されていますので、関心のある方はご覧ください。)

より活用をすすめるため、レセプトの記載内容や書式を整えることが求められています。平成30年改定の附帯意見に、レセプトに郵便番号を追加することを検討せよとありますので今回改定で議論されています。
郵便番号を追加することで、医療提供の地域差等や受診経路等の分析が進み地域医療政策等により生かすことができるようになりますから、進めてほしいです。

また、古くからの課題である主傷病名の記載、同月内に異なる入退院があった場合のそれぞれの入院期間の記載、診療科名の入力などの課題も提示されていますから、解決に向けて議論を進めてほしいです。

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