石田まさひろ政策研究会

 

令和2年診療報酬改定に関して(13)

2019年6月12日の中医協総会では、「科学的な根拠に基づく医療技術の評価の在り方について」がテーマになりました。

https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000517304.pdf

科学的根拠に基づくだけでなく、それを如何に早く適切に医療現場で適用できるようにするかが、患者さんの命に直結する重要なことです。通常国会では積み残しになりましたが、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)もおそらく秋の臨時国会のテーマで、やはり同じ方向を向いた議論が進められます。

今回の改定でも、新たな保険適応、既に保険収載されている技術の評価の見直しについて、議論が行われるでしょう。

一方で、資料に現状・課題として示されているように、最近の傾向として、超高額医薬品やロボット等の新技術の取り扱いの議論を深めなければなりません。

  • 革新的であるが非常に高額な医療技術の登場により、我が国の医療保険財政への影響が懸念される一方、医療の質を向上させていく上で、医療のイノベーションを適切に評価する仕組みが求められている。
  • 平成30年度診療報酬改定において、ロボット支援下内視鏡手術や粒子線治療といった高額な新規技術に対して、既存の技術と同等程度の有効性及び安全性があるとされたものは、診療報酬上は既存技術と同じ評価として保険適用を行った。

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